5回目の現場実習 その1 小型底びき網漁業編

5回目の現場実習は,6月26日から30日にかけて,阿南市の椿泊漁協で行われました。椿泊地区は,県内でもトップクラスの水揚げを誇り,多くの種類の漁業が営まれています。
当初は,小型底びき網漁業実習は予定していなかったのですが,研修1日目の夜に椿泊漁協の組合長はじめ漁業者のみなさんと意見交換をしているうちに,小型底びき網漁に同行させていただけることになりました。

小型底びき網の操業は,大きく分けて,「早朝出港→夕方帰港」の「昼びき」と,「夕方出港→早朝帰港」の「夜びき」がありますが,今回は「夜びき」。この時期は,ハモをメインとして,多種多様な魚介類が漁獲されます。

長時間沖で操業する漁業なので,研修生はヘロヘロになって帰ってくるのではと心配していたのですが,全くそんなことはなく,元気に水揚げ作業を行っていました。

今回の漁獲の中心,ハモ。京都の祇園祭や大阪の天神祭の時期に食べられる魚で,多くは関西方面に出荷されます。徳島のハモは,京都市場や大阪市場において,大きなシェアを占めており,1位になる年もあります。最近は,首都圏や徳島県内での消費も増加してきています。


ハモ以外の魚も,このとおり。
漁港の荷捌き所で,選別作業を行いました。

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